働く人たちへのワンポイント講座
健康保険法
~病気やケガの保険です~
働く皆さんにとって一番身近な保険です。
被保険者とその扶養家族が病気やケガをした場合の治療費の負担
それにより休業した場合の所得の補償
出産や死亡した場合にかかる費用の軽減などの保険給付を目的としています。
給付される保険の内容
- 健康保険は、労働者や扶養家族の病気、ケガ、死亡(それぞれ業務上でないもの)や出産に関して保険給付を行います。
- 一定の割合または一定の額が保険の種類によって給付されます。
- 「療養の給付」~一般的にいう病気やケガの給付です
- 「傷病手当金」~一定期間労務に服することができない場合に給付
- 「出産手当金」~出産前後に手当として給付されるもの
- 「出産育児一時金」~出産したときに給付されるもの
- そのほか入院時や死亡時、高額療養費などのとき一定の給付が行われます。

保険料の算定基準って?
- 保険料率は政府が管掌する保険や、企業が運営する健康保険組合によって異なりますが、ほぼ本人負担と企業負担は半々です。
- 皆さんの給与の額(標準報酬月額)に応じて保険料率がかけられます。
- 原則として毎年4、5、6月に受けた報酬の総額を、その期間の月数で除して得た額になります。(残業代、家族手当などを含みます)
- 有効期間はその月の9月から翌年の8月までですが、引き続く3か月間に受けた報酬の平均額と著しく高低を生じた場合は、改定する場合があります。

介護保険について
- 高齢化社会に入り、平成12年に施行された法律です。
- 老後の最大の不安要素である介護を、社会全体で支えていく制度です。
- 国民全員が40歳になった月から加入して保険料金を支払い、介護が必要な人へ、認定に基づき給付を行うことを主な目的としています。
- 健康保険料と合わせて徴収されます。
